施工面では、信頼のおけるリース材の特定支柱(クイックサポート)を用いて、コンクリートが、設計基準強度に満たない打設後4日目前後の段階で、一般型枠・支保工を、略100%早期解体を行い、直上階に荷揚げ転用が可能です。型枠資材を1層分で済ませることを可能にして、転用効率を極限まで追求した工法です。更に、後工程を早期に着手し、全体工期を大幅に短縮可能にする工法です。
管理面では、施工に先立ち設計図書・各種基準や指針・JASS5等に基づき、コンピュータ解析により、有害なひび割れやたわみの防止の検討を行います。
更に、施工プロセスの初期段階よりクイックアップ工法専用のチェックリストを用い、コンクリートの強度管理を徹底し、設計・施工・監理一貫体制で品質を確保する、システム化された工法です。
クイックサポートの運用
※1 3層受けの最下部のクイックサポートの取り外しは、その階のコンクリートが設計基準
強度以上で、且つ最上部のコンクリート打設後2日間以上又は 12N/mm2以上とする。
□ クイックアップ工法の3層受けされている階で、
一番下の階を最下部,一番上の階を最上部と呼ぶ
項目 | クイックアップ 工法 |
類似の工法 | パーマネント 工法 |
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検討書の作成 | ○ | ○ | ○ |
施工要領書の作成 | ○ | × | × |
現場説明会の有無 | ○ | × | × |
施工図チェックバック | ○ | × | × |
現場立会の有無 | ○ | × | × |
特定支保工はリース材 | ○ | × | × |
管理文書帳票の有無 | ○ | △ | △ |